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韓国と日本の食事マナーの違いやお酒マナーの違いをご紹介!

韓国の食事マナーについてこのような疑問はありませんか?

「日本と韓国では食事のマナーは違うの?」

「韓国の基本的な食事マナーは?」

韓国ドラマなどをみていて、日本とは違う韓国人の食事マナーについて気になったことはありませんか?

日本人目線で韓国人の食事マナーをみていると、なんとなく「行儀が悪いな」と感じた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、韓国人目線だとまったく食事マナー違反をしていないどころか、行儀が悪いことは一切していないのです。

日本と韓国は両方とも主食が米で箸やスプーンを使って食事をする文化がありますが、食事のマナーには大きな違いがあります。

韓国と日本の食事マナーの違いを理解することで、韓国人の方にも配慮することができますし、食事マナーの違いにリスペクトを持って接することができはずです。

本記事では、韓国の基本的な食事マナーと日本の食事マナーとの違いについて詳しく紹介します。

韓国の食事マナー!日本となにが違う?

食器は持ち上げず、テーブルに置いたまま

日本では汁物やお茶碗は手で持ってお箸で食べることが一般的ですが、韓国ではどちらもスプーンを使用し、食器は持ち上げずにテーブルに置いたままで食べます。

また、これらは習慣というだけでなく、汁物やご飯をお箸で食べるのは失礼に当たるという考え方もあり、また食器を持ち上げて食べることは行儀が悪いとされています。

ご飯、汁物=スプーン

おかず=箸
で食べることが一般的です。

このように、食器の使い方については日本とは真逆の考え方もあるのです。

韓国では、目上の人より先に食べない

日本でも目上の人と食事をするとき、勝手に自分だけ食べ始めることは良しとされていない部分もありますが、それでも”いただきます”や”乾杯”としてからであれば目上の人に気を遣わずに先に食べてもお叱りを受けることはあまりないでしょう。

しかし、韓国では目上の人よりも先に食べることは食事マナー違反とされてるため、基本的に目上の人がご飯を食べ始めてから食べるような流れとなります。

韓国では、料理を取り分けるときも直箸

日本では鍋や大皿料理を取り分けるときには、自分の口をつけた箸ではなく、取り箸を使うことがマナーとされています。
しかし、韓国では各自が直接箸でとってそのまま口に運んでも、マナー違反とはされていません。

むしろ、お酒の席などでは鍋を各自つついて食べることも一般的です。

韓国で「箸渡し」はマナー違反ではない

日本では、亡くなった方の骨を箸で渡す文化があることから、食事中の箸渡しはタブーとされています。しかし、韓国ではそのような文化がないことから、箸渡しはマナー違反とされておらず、よく韓国ドラマや映画などでも食事シーンで目にする機会もあるでしょう。

このように、韓国の食事マナーの基本は、日本の食事マナーの基本とは大きく異なることが分かります。

韓国では、スープにご飯を入れて食べることが一般的

味噌汁とご飯を混ぜて食べたりすることを日本では”ねこまんま”といって行儀が悪いと言われていますが、韓国では汁物とご飯を混ぜて一緒に食べることは一般的です。

韓国料理店でもよく目にする「カルビクッパ」や「ユッケジャンクッパ」などもその一部で、旨みのある美味しいスープがアツアツのよくご飯とよく絡んで美味しく食べられるとして、代表的な食べ方の一つといえるでしょう。

韓国では、女性は立て膝で食べることが正式な座り方のひとつ

韓国ドラマなどでも、よく女性が座卓で立て膝で食事をしている場面を目にすることがあります。
日本では、膝を立てて食べることはマナー違反とされていますが、韓国では立て膝こそ女性の正式なたしなみとされているのです。

歴史的背景として、韓国の伝統民族衣装であるチマチョゴリをより綺麗に魅せるために最適な座り方が立て膝で食べることだったといわれています。

男性の場合は、あぐらをかいた状態で座ることが一般的です。

また、日本の座卓でよく見られる正座は韓国では、あまり良い振る舞いではありません。
正座は、韓国では昔「身分の低い者が自分より上の階級の人の前に出たとき」や「罪を受けるときの座り方」とされていたため、その名残で今でも正座はむしろマナー違反と捉えられてしまうこともあるのです。

韓国では、食べ物は少しだけ残す

日本では、食べ物を残すことは失礼に当たるとの考え方から、できるだけ完食してお皿を綺麗にして食事を終えることが、基本的なマナーとされています。

しかし、韓国では料理をすべて食べきると、「食事が足りなかった」という意味になってしまうとのことから、避けられる傾向にあるようです。

お酒を飲む際のマナーの違い

お酒の場での乾杯の頻度

日本のお酒の場では飲み始めるときに乾杯の挨拶をしますが、韓国では”お酒を飲むたび”に乾杯の挨拶をすることが一般的です。

韓国の基本的な乾杯の挨拶は「コンベ(건배)」ですが、仲のいい友人との乾杯ではでは「チャーン(짠)」ということが多いです。

年長者とお酒を飲むときは横を向いて飲む口を隠す

韓国では目上の人を敬う文化が強いことから、お酒を飲む際には、顔を少し横に向け、手で口元やグラスの飲み口を隠します。
こうして口元を手で覆うように隠すことで、飲んでいる姿を目上の方に見られないようにするのです。

お酒を注ぐのはグラスから完全に無くなってから

日本では、グラスの中のお酒が無くなる前に追加のお酒を注ぐ場面がよくみられます。
しかし、韓国ではお酒が入っている状態で注ぎ足す行為はお葬式などで行われる作法ため、マナー違反とされているのです。

ついついやってしまいそうな所作ですが注意しましょう。

まとめ

本記事では、韓国の基本的な食事マナーと日本の食事マナーとの違いについて詳しく紹介しました。

韓国でお食事をするとき、韓国の食事マナーを守っていないからといって韓国のマナーを強要されたり、お叱りを受けることは少ないですが、韓国と日本の食事マナーの違いを理解することで、韓国人の方にも配慮することができますし、食事マナーの違いにリスペクトを持って接することができはずです。

また、韓国人が日本の食事マナーに違反していても、文化の違いからそのような行動に至っていることが分かれば、日本の食事マナーに違反したとしても驚くことも少なくなるでしょう。

ぜひ本記事を参考にして、韓国の食事マナーと日本の食事マナーの違いについて理解してみてください。

この記事の著者

YUI

熊本県出身。
東京で看護師として働き、2児の母になる。
2015年に本場の韓国料理を食べたことをきっかけに韓国の食文化に魅了される。
現在は、味わい深い本場韓国料理の魅力について追求、発信し、こだわりの韓国グルメを販売している。

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